Buffalo Records

おかげさまでBuffalo Recordsは10周年。

Over the Rhine

Over the Rhine

 1.  The Laugh Of Recognition(♪)
 2.  Sharpest Blade(♪)
 3.  Rave On
 4.  Soon
 5.  Undamned (w/Lucinda Williams)
 6.  Infamous Love Song

 7.  Only God Can Save Us Now

 8 Oh Yeah By The Way(♪)

 9.  The King Knows How(♪)

10. There's A Bluebird In My Heart

11. Days Like This

12. All My Favorite People
13. Unspoken

Produced by JOE HENRY

Buffalo Records BUF-150
¥2,100 (税込)
解説: 松永良平


  20年近い活動のなかでこれまで11枚のオリジナルアルバムを発表、地元オハイオ州のみならず、全米で熱い評価を得てきたオーヴァー・ザ・ラインの12作目が、ついに日本盤で登場!エルヴィス・コステロ、アラン・トゥーサンなど名だたるアーティストのプロデューサー、グラミー賞受賞者でもある鬼才ジョー・ヘンリーとのコラボレーションが本作「ザ・ロング・サレンダー」。全編に流れる美しくも哀しげなヴォーカル(ルシンダ・ウィリアムスとのデュエット)とロック&フォーキーなメロディでどの1曲を切り取ってみても、1枚のアルバムとしても完成度は秀逸!カウボウイ・ジャンキーズ、トム・ウェイツ、エヴァ・キャシディあたりのファンにおすすめ!



   オーヴァー・ザ・ラインからは、ただでは戻れない。この風変わりな夫婦の風変わりなバンド名は、彼らの地元オハイオ州シンシナティの一画にある旧市街の名前に由来する。ドイツ移民が19世紀に築いた歴史を感じさせる古い建物の周りに夜な夜な集う飲んべえや世捨て人たちが夜な夜な集う危険な香りのする一帯を、いつしか人々はオーヴァー・ザ・ラインと呼ぶようになった。そこには故国のライン川(the Rhine)に引っ掛けた意味と、その線(the Line)をまたいだら無傷では帰れないという意味があるのだと思う。もう引き返せない愛や抜き差しならない大人のドラマを、おそろしいほどの集中力と構成力で歌にしてきたこのデュオにも、音楽でその一線を超えてきたようなところがある。

 

 20年近い活動歴を誇り、本国では地元のみならず熱い支持と評価を受けてきた彼ら。見た目はブロンドの美女とオタクっぽい眼鏡男子。だが、このふたりが手を組むことで、アメリカ南部のルーツ・ミュージックやジャズに根差した深みのあるサウンドと、最高にスリリングな犯罪小説(パルプ・ノワール)を読むような感動が共存した素晴らしい音楽が生まれる。それは言葉や人種の壁を超えて、人間の一番触れてほしくない場所に眠るやっかいな感情を呼び覚ますだろう。しかも、日本初登場となる新作『ザ・ロング・サレンダー』は、鬼才ジョー・ヘンリーのプロデュース。いよいよ、あなたもオーヴァー・ザ・ラインを渡るときが来たのだ。取り返しがつかないほど、とりこになってしまえ。  
                                                             ~松永良平(ハイファイ・レコード・ストア/リズム&ペンシル)

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